(湖亀さん大丈夫かな・・・。)
あんなに瑞希お兄ちゃんに会いたがってるなんて。
(会わせてあげたい気持ちもあるけど、瑞希お兄ちゃんがあそこまで拒絶するということは、何か理由があるはず。)
まあ理由は、口ひげの超エロ親父で間違いはないんだけど―――――
なんだろう・・・
(なんか引っかかるんだよね・・・)
上手く考えがまとまらないけど、なんていうか―――――――
(みんな、瑞希お兄ちゃんに会いたがってるというよりは、瑞希お兄ちゃんが『必要』みたいに話してる。)
必要とされるのは良いことだけど・・・・・
(なんか違和感があるんだよね・・・・・。)
たぶん、湖亀さんの容態が悪いから、遺産相続の話をするために、関係者を集めようとして、それで瑞希お兄ちゃんが必要なんだと思うけど―――――――
(私に今の瑞希お兄ちゃんを説得するのは無理だ。てか、本能的に説得する気になれない。)
さらに言えば、私に健康診断を受けろ、受けろって、うるさいんだよ!!
(そんなに不健康そうに見えるか、私!?)
寝不足気味ではあるけどさ!!
高校生の平均睡眠時間より、寝る時間短いけどさ!!
菅原凛と凛道蓮の1人2役してたら仕方ないじゃんか!!
そうしているうちに、トイレにたどり着く。
使用するのは、悪いと思いつつ、バリアフリータイプの男女共用のトイレ。
そこで出すものだして、手洗いを済まる。
男女共用トイレを出て、戻ろうとした時あった。
ガシッ!
「え!?」
そんな私の腕を誰かが掴む。
「凛道蓮くん!」
同時に、名前を呼ばれる。
思わず見れば、そこにいたのは僧侶姿の高齢男性。
「鳥恒光憲(とりつね みつのり)先生!?」
僧侶にして、可児君の柔道の先生だった。
〔★訳あり老人が現れた★〕
「ど、どうして、鳥恒先生がここにいるのですか!?」
「わしだけじゃない。」
「私もいるよ、蓮君。」
聞きなれた声にギョッとする。
声のした方を見れば、思った通りの人が立っていた。
「シゲ先生!!」
現役の龍星軍のメンバーはもちろん、瑞希お兄ちゃん達初代龍星軍メンバーの信頼を一身に受ける山本重治先生だった。
〔★凛の味方が現れた★〕


