彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「花瓶の花、金目当てが持ってきたのか。」





檜扇柊護(ひおうぎしゅうご)さんの登場にも驚いたが、その発言に衝撃を受けた。







「かねめ・・・それ僕のことですが!?」
「他にいるか?」







普通に言われ、強い衝撃を受ける。





「なんでそんなことを言うのですか!?」
「誰がお前をここに呼んだ?」
「質問に質問で返さないで下さい!舟槙(しゅうま)さんですけど!」
「ハイエナが、ハイエナ予備軍を連れて来たのか。」
「ハイエ・・・・・・・!?」

(ひどい。)

単純にひどい。

顔色一つ変えることなく、どこか見下げたような表情で私をけなすヘルメットマンさん。





傷つき、何も言えずにいたら、代わりにベットの上の人が言ってくれた。





「蓮ちゃんになんてことを言うの、柊護(しゅうご)ちゃん!?そんな言い方しないでちょうだい!蓮ちゃんは、瑞希ちゃんが溺愛してる弟ちゃんなのよ!?」
「凛道蓮、お前はおばあ様の元へ、真田瑞希を連れてくる気か?」
湖亀さんの注意を無視して、私に話しかけてくるヘルメットマンさん。

「連れてきてくれるさ!」





答えたのは、舟槙(しゅうま)さん。
持っていた花瓶をテーブルに置くと、ヘルメットマンさんを見据えながら言った。





「蓮クンに協力してもらい、俺が責任をもって、瑞希君を大伯母様に会わせる!!」





強気で言う舟槙(しゅうま)さんに、クックッと笑うヘルメットマンさん改め、柊護(しゅうご)さん。







「他力本願かよ。まあ、必死にもなるか。お前、おばあ様から現金のご褒美がほしいもんな。」
「な!?俺はそんなつもりはない!!」
「そうだ!!わしの孫を馬鹿にする気か、柊護(しゅうご)!?」
「そ、そうよそうよ!愛息子を侮辱するな、柊護(しゅうご)!!」







皮肉る柊護(しゅうご)さんに、舟槙(しゅうま)さんの祖父である槙雄さんと母親である代佳子(よかこ)さんが怒る。
それに目を細めると、小馬鹿にした顔で柊護(しゅうご)さんは言った。