彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)




「そうだろう!!?柊護(しゅうご)と舟槙(しゅうま)にしか言ってないのに――――――舟槙(しゅうま)!!お前は、ずっと蓮と一緒にいた!!暴露するチャンスは、いつでもあったはずだ!!俺を陥れるためのチャンスがな!!」
「陥れるなんて―――俺が伯父様を、どう陥れたというのですか?」
けげんな顔で問う甥に、スケベな伯父はきつく言い返した。
「誤魔化すな舟槙(しゅうま)!!聞いてくれ、母さん!!舟槙(しゅうま)に、高野家の人間に騙されるな!!!こいつらは、母さんの遺産を狙ってるハイエナだ!!俺の金を奪おうとしてる薄汚い連中だ!!」



この口ひげ超エロ親父の発言に、舟槙(しゅうま)さんの祖父と母の顔色が変わる。



「二三人貴様!?わしだけじゃなく、孫の舟槙(しゅうま)まで侮辱する気か!!?」
「そうよ、二三人さん!言って良いことと悪いことがあるわ!!自分のことは棚に上げて、湖亀伯母様に献身的に尽くしてる高野家の私達を侮辱するなんて最低だわ!!浅ましすぎる!!謝って!!」
「ふざけるな!!きれいごとぬかすなよ、代佳子!!お前が俺の嫁ちゃんと仲良くしてるのも、見返りがあると踏んでるから、身を挺して尽くしてるんだろうが!!浅ましいのはどっちだか!!」
「なんですって!?私達の女の友情までけなす気!!?湖亀伯母様!!二三人さんが、私とお嫁ちゃんのことを悪く言います!!叱って下さい!!」
「もちろんそうするわ!!」
「か、母さん!?」



強気で言う代佳子(よかこ)さんの言葉を受け、大きめの声で湖亀さんは言った。