彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「そもそも、瑞希が住んでいる家は、瑞希が株とカジノで儲けた金で建てた家じゃないか!?」
「!!?」

(そうだったのー!?)





〔★凛の知らない、瑞希情報が報告された★〕





(言われてみれば・・・・・あの若さで、あんな立派な屋上付きの3階建ての店舗兼自宅を建てるのは無理がある・・・・・。)

カジノに行った話は聞いてた。

だから多分、カジノでお金を稼いだと推測できる。

でも、株をしている話は聞いていない。



(半年以上一緒にいて、まだまだ私の知らない瑞希お兄ちゃんの一面があるとは・・・)



しかも、敵からその情報を教えてもらうなんて――――――――屈辱だわ!!



(とはいえ、脳内インプットは完了よ♪情報提供、ご苦労様~♪)





〔★凛の好きな人情報が増えた★〕





内心ウキウキする私をよそに、険しい表情で口ひげの超エロ親父は言った。




「固定資産税は大丈夫なのか!?」
「そういうことは、探偵が調べることでしょう?何調べさせたんですか?」
「や、やましいことなど調べさせてないぞ!?なにも怪しくないからな!?」
「二三人!!!」




初めて聞く、湖亀さんの大声。
穏やかな湖亀さんの表情が、般若の顔に変わる。
しかしそれは一瞬のことで、すぐにもとの弱々しい表情に戻る。




「蓮ちゃんに不愉快なことを聞かせるのなら、出て行ってちょうだい・・・!!」




涙ぐみながら言う母親に対し、息子である超エロ親父は―――――――――――




「やだ!!」




ガキのような返事をする。
息子の言葉に、額に手を当てながらうなだれる母親。