彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「あおるな、円城寺!!凛さん!!凛さんのお気持ちはわかりますが―――――――やはり俺は賛同しかねます!!奴ら、凛さんを利用して真田先輩に接触しようとしてるところがあります!そういう汚さが気に入りません!!」
「あたしも可児に同感だ!凛、オメーが真田先輩を思う気持ちはわかるけどよーもうちっと、冷静になれないか?」
「僕は冷静です。」
「いいえ、凛さんは冷静じゃないっす!!真田先輩のことしか見てません!!俺の反対する気持ちは変わりませんが、だからと言ってあなたを放置できません!!反対はしますが――――指示には従います・・・・・!!」
「おい、可児!?」
「危ない橋を凛さんが渡り続けるなら、俺もお供します!!例え、凛さんが拒もうが、俺は――――――!!」



ピンポーン!



「誰か来たみたいですね。」
「チッ!このタイミングで着ちまったか・・・!」
「え?誰か呼んだのですか、可児君?」
「はい!凛さんに食べて頂こうと、ウーバーで隠れ家的な店の飯を頼みました!!」
「え!?気を遣ってくれたのですか!?」
「そんな大げさなもんじゃないっすよ!片腕の甲斐性です♪」





笑顔で言うとウキウキしながら立ち上がる可児君。





「ただ今お持ちしますので、少々お待ち下さい!!」
「ええ!?あ、ありがとうございます!」
「凛さん、すみません!少し席を外しますが、すぐに帰ってきますからね!?」





笑顔で言うと、素早く部屋から出ていく可児君。





「うははは!ほな、ひとまず話し合いは中断!休憩やね~♪」





可児君が出ていってすぐ、口を開いたのは陽気な関西男子だった。
激論を交わす中、珍しく黙っていたと思えば、背伸びしながら私に言う。