彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「幸い、クズの塊のお前を夫として父親として慕ってたじゃねぇーか。好きなのに、シカトする気かよ?」
「いや、好きだけどさ!!誰と暮らすかは、俺の意思を尊重してもらわないと困るよ!!」
「じゃあ、瑞希お兄ちゃんも、瑞希お兄ちゃんの意思を尊重して、お前とは暮らさないからな。」
「上手いこと言うな蓮!?あ!?さては~お父さんを独り占めしたいのかな♪」

ドス!!

「おぶ!?」





気づいたら、クソ二三人に右ストレートを食らわせていた私。





「お、お、お・・・!」
「は!?しまった!」





我に返った時には、完全にノックアウトにしてしまっていた。





「二三人――――!?」
「二三人伯父さん!?」
「す、すみません!無意識のうちに、嫌悪の感情によって、攻撃を発動してしまいましたー!!」
「無意識って、お前な!?」
「嫌悪って、蓮クン・・・・・」





ボー然と私を見る達比古さんと舟槙(しゅうま)さん。







「気にするな。」

「柊護(しゅうご)さん!?」







そう言ったのは、元・ヘルメットマンさん。







「さんざん、女泣かせてきたバツだ。そのまま、そこへ転がしとけばいい。そうですよね、おばあ様?」
「うっうっ!そうですとも!私の、私の育て方が悪かったばっかりにぃ~・・・・・!」
「泣かないで下さい、おばあ様。」







ハンカチを出し、湖亀さんの涙を拭いてあげる優しい柊護(しゅうご)さん。
それを見ていたら、湖亀さんに対して、罪悪感を覚えた。





〔★凛の二三人への罪悪感は皆無だ★〕







「えーと・・・原因の伯父さんも静かになっちゃったことだし・・・俺、蓮クンを着替えさせてきていいかな?」
「え!?着替え!?」







言ったのは舟槙(しゅうま)さん。
彼は私に近づくと、服の一部をつまみながら言った。