「いえ、ですから!湖亀さんは頭を下げて謝らなくても――――――――」
「タイ人の2人の子供は、認知しています・・・!」
「そうですか、認知して―――――――――てっ!?なんでやねんっ!!?」
衝撃の事実に、思わず関西弁になる私。
すぐさま、座り込んでいるバカの胸倉をつかんだ。
「なんでだよ!?なんで日本人の瑞希お兄ちゃんは認知してなくて、外国人の方は認知してんだよ!!?」
「だ、だって!薫が認知しなくていいっていったから~~~!!」
「ああん!?薫ってどこの誰だ!!?」
「真田瑞希の母親だ。」
「柊護(しゅうご)さん!?」
言ったのは、元ヘルメットマンさん。
「子供育てる話になった時、認知はいらねぇ、1人で育てるって話になったらしい。」
「そ、そう!そうなんだよ!だから俺は悪くない!」
「悪いわボケ!!」
ゴン!
ツッコミを入れて、頭突きをくらわす。
「ぐはあ!?」
それでひっくり返るが、どうでもいい。
しかし、湖亀さんはそうでもなかったらしく、声を張り上げて言った。
「ごめんなさい、蓮ちゃん!!今となっては、瑞希ちゃんを認知しなかったことを後悔してるわ!!薫さんの場合、お嫁ちゃんもその存在を知らなかったから、きちんと手続きできなかったの!!」
「・・・その話の流れでいくと、真田薫さんの存在を家族に隠して付き合っていたことになりますね。」
「いえ・・・愛人の存在は、いつも二三人はお嫁ちゃんに隠していました。まさか、子供が出来ても隠し通すとは思わず・・・」
「だって、母さん!薫が認知しなくていいって言ったんだよ!?愛する人の希望を聞いただけで、なんでこんな目に合わなきゃいけないんだよ!?」
「愛する人だぁ~!?」
「な、なんだ蓮!?その顔は・・・!?」
「オメー・・・嫁のことは愛してないのか・・・!?」
「も、もちろん、愛してる!!」
「なのに、浮気で愛人かコラ・・・!?」
「愛人の立場は、薫も同意したんだぞ!?俺だけの責任じゃない!!」
「言い訳ばっかかよテメーは!!」
ゲシ!
「痛い!?」
肩を蹴れば、床に転がったが、どうでもいい。


