彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






キレイなフォームで、テッシュケースを投げる。
それはナイスコントロールで、クソ二三人の顔面に叩きつけられた。





バコーン!!

「ぶあ!?」





野球だったら間違いなく、ストライク・バッターアウトだ。
息子の強硬に父親は、顔面を抑えながら叫ぶ。





「しゅ、柊護(しゅうご)!?父親に対してなんて―――――――――」
「うるせぇ!!問題ばっかり起こす馬鹿を、誰が敬えるか!!?」
「柊護(しゅうご)の言う通りだぞ、二三人!恥を知れ!!」
「そうですよ!二三人が悪い!本当に――――――母さんは情けないわ・・・・・!」
「と、父さん、母さん!?」


(ここに、檜扇二三人の味方はいないみたいね・・・。)





現に、私の横にいる舟槙(しゅうま)さんも、クソ二三人を見ながら呆れかえっていた。
だから安心して、話題を変えることが出来た。







「瑞希お兄ちゃんからプレゼントされたシルキロールの件は、これで終わりにする。続いては、貴様の身辺調査だ、檜扇二三人(ひおうぎふみひと)。」
「え!?」







驚いた表情になる馬鹿に、私は無表情で告げた。







「先ほどのタイ人の親子はもちろん、すべてを説明しろ、檜扇二三人(ひおうぎふみひと)。」
「蓮!!父親を呼び捨てにす―――――――!!」
「3人だっ!!!」







クソ二三人の言葉をさえぎりながら私は言った。







「わかってるだけで3人の女性が、檜扇二三人の子供を産んでいる!!」
「え!?蓮、4人じゃないのか!?」
「あん?なんで、4人なんだよ!?」
「えっ?だって、柊護(しゅうご)の母と、瑞希の母と、バークリック兄弟の母と、蓮の母の4人じゃないか!俺の子供を産んでる女性は!?」
「俺をカウントに入れるなスケベジジイ!!」

ガシ!!

「ぐえ!?く、首は・・・〆ないで~!!」







右手で首をつかめば、苦しそうにうめく。
すぐに放せば、ゲホゲホとむせる。
その姿を嫌悪の気持ちで見ながら言った。