彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)




「うはっ!うははは!!凛~!ついに愛人まで紹介される仲になったんかいなぁ~!?」
「違います!舟槙(しゅうま)さんがそう教えてくれたのです!!だから―――――!」
「だから!?」
「檜扇達比古の愛人だから、もしかしたら檜扇達比古の指示で、連絡先を渡してきた可能性があると思いませんか?」
「うははは!それもそうやな!けど、とりあえずは、登録しとき!『虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)』ゆーやんかぁ~!!」
「『こじ』ですか・・・。」



〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず):虎が住むほら穴に入らなければ、その中にいる虎の子を捕獲することはできない。あえて身の危険を冒さなければ、冒険しなければ何も得られない、大きな成果を挙げることはできないという例えだよーん☆彡



(確かに・・・瑞希お兄ちゃんを守るためなら、多少の危険をおかすのも仕方ないわよね・・・。)

「・・・わかりました。博打を打つつもりで、危険人物用スマホに登録をしておきます。」
「うははは!さすが凛!!じゃあ、わしも登録しとくわ!えーと、080の~」
「そうですね。ヤマトも登ろ―――――――――はあ!?なんで!?」





ギョッとして聞き返せば、私から連絡先のメモをサッと取り上げながら言った。





「うははは!保険や、保険!万が一、凛のダミー用のスマホがアウトになった時のためやんか~!大丈夫や!わしからかけん限り、登録しとくだけなら無害や!!」
「それはそうかもしれませんが・・・。」
「うははは!良いご縁かもしれへんで!?檜扇家の情報集めに役立つかもしれんやん!つまり、瑞希はんのためになるかもしれへんがなー!?」
「登録しましょう。」

瑞希お兄ちゃんのためになるならば!!





〔★凛は常に、真田瑞希ファーストだ★〕