彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「なにこれ?」
「うははは!ゴミには見えへんなー!?中、見てみたらどうや!?思い出すかもしれへんでー!?」
「思い出すも何も・・・こんなもの、僕は知らないのですが・・・??」





腑に落ちない気持ちで、折りたたまれた紙を開く。
そこに書かれていたのは―――――――――







―080―XXXX―XXXX 野薔薇―

「え!?電話番号と、名前―――――――――・・・!?」


―大丈夫ですか?お怪我はありませんか、お姉さん?―
―ええ・・・ありがとうございました、凛道様。―

「あ。」







それでよみがえる記憶。
アクシデントで抱き着かれつつも、私のポケットに手を差し込まれてすぐ抜かれたことを思い出す。





「うははは!野薔薇ってだれや~凛!?檜扇達比古の関係者か!?それとも高野舟槙(こうやしゅうま)の関係者か!?」
「・・・檜扇達比古の関係者ですね・・・。」

(なんでスケベジジイの愛人が、私に連絡先をよこしてくるわけ!?)





まさかのイレギュラーに頭痛を覚える。
その様子を見て、ヤマトは察してくれた。





「うははは!まぁ~た、関わりたくない人間に関わることになってしもーたんやね、凛!?」
「そうですね・・・関わると、面倒になりそうです。」

スケベジジイの愛人だからな・・・。

「うははは!とりあえず、危険人物用のスマホに登録し時や!」
「なんでですか!?ここは、破棄の一択でしょう!?」
「うははは!これも何かの縁やで、きっと!自分から自分の情報を渡してくるゆーことは、下心あり!これすなわち、わしらと利害関係が一致すれば、割り切ったお付き合いの出来る味方にもなるわけやん!?」
「味方、ですか・・・!?」

そういう考えはなかったな・・・

でも―――――――――

「この人、檜扇達比古の愛人さんなんですよ。」





〔★それも祖父と孫ほど年が離れていた★〕