彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)








「ど・・・!?」
「はっはっはっ!その反応、やっぱり未経験だな~!?」







ニヤニヤしながら言う達比古教授に、下がる一方の評価がさらに低下していく。







「肉を食わなかった分、女体を食え!!この中から、好きな女を選んで抱け!!」
「ええ!?」

なんでそうなるの!?

「ちょ・・・なんでそうなるのですか!?ここは、どういったお店で―――――!?」
「なんじゃ、まだわかってなかったのか?ここは、高級会員制の風俗店なんじゃぞ~♪」







その言葉で、私は察する。
ここは、お酒とおしゃべりを楽しむ場所じゃないんだ、と。







「さあさあ、どのプリキュアを選ぶ!?」

こ、困るよ!!

(なにが悲しくて、私が女性と性的な経験しなくちゃならないのよ!!?)

てか、そんな理由で女の子とバレたら困る!!

(女の子とバレるのを防ぐためにも、何とかこの場を切り抜けなきゃ!!)

なによりも!!

(私の初めては、瑞希お兄ちゃんにささげるって決めてるんだからねー!!)

同性相手に、初体験なんかしてたまるかっ!!

(絶対守るよ、私の操(みさお)!!)


「凛道蓮クンよ、1人にしぼりこめないなら、2人選んでも良いぞ!なんなら、全員食ってみるか~!?」
「―――――――達比古教授は、どうされるのですか!?」
「わしも選ぶさ♪もちろん、君同様に女体を堪能し――――――――」
「護衛します!!」
「は?」







女の子とバレないため、操を守るため、私は一か八かの賭けに出た。







「檜扇達比古教授のこと、調べましたが、有名人じゃないですか!?すごい人じゃないですか!?大物中の大物だったんですね!?雲の上の存在じゃないですか!!」
「ん!?う、うん!ま、まあね~!それほどでもないよ~♪」







私のお世辞に、まんざらでもない反応をするスケベジジイ。







よっしゃ!たたみかけるなら今だ!!

「ですから、僕にあなたの護衛させて下さい!!こちらのお店の警備体制を疑うわけではありませんが、何があるかわからないのが世の中です!檜扇達比古教授が女性を召し上がってる間、僕はあなたの護衛に徹したいと思います!!そのお願い、かなえてもらえませんか!?」

ちょっと無理があったかな~と思ったけど、ここはこの主張で押し切るしかない!!

成功率の低さを案じながら、真顔で檜扇教授に詰め寄った結果――――――――







「ひゃ~はっはっはっはっはっ!!」







大爆笑された。