彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)








「成長期の子は、いろんなことに早くから挑戦すべきだ!悪い遊びもするべきだぞ!?中坊の凛道蓮クンよ!」
「そ・・・!?」

(それが教育者の言うことかい!!?)

てか、誰が中学生だ!!誰が!?

「僕、高校生なんですけど!?」
「それなら、なおさら遠慮しないで飲め!飲め!わしが許す!」


(おどれに許されても、法律が許さないっちゅーねん!!)

おっと、いかんいかん!

ツッコミのあまり、ヤマトの言葉がうつった!

関西弁になったけど、法律が許すわけないでしょうが!

(成人してから瑞希お兄ちゃんとお酒を飲む予定だから、飲めるわけないでしょうが!!)

「遠慮します!!」
「飲まんだと!?それでもヤンキーか!?」
「ヤンキーだからって、みんながみんなお酒を飲むわけじゃないですよ!」
「真面目だな~!せっかくマダムが用意したのに、断るというのか!?」
「ご安心を、檜扇様。万が一を考え、凛道様の分は、シャンパンはシャンパンでも、シャンメリーに致しました。」
「え!?シャンメリー!?クリスマスにしか飲めないものですよね!?」







思わず聞き返せば、キレイな笑顔でマダムは言った。





「はい、クリスマスシーズンの定番のドリンクです。シャンメリーなら、大丈夫ですか?」
「大丈夫です!ぜひ、シャンメリーでお願いします!!」





これでアルコールを飲まなくて済む。





〔★凛は飲酒を回避した★〕





「つまらん!せっかく、凛道蓮クンに初のお酒を飲ませようと思ったのに!!」
「申し訳ございません、檜扇様。私がシャンメリーを用意したばかりに・・・どんなお叱りで儲けますので、お許しください。」
「何を言う!!だれがマダムをいじめたりなどするものか!?目の中に入れてもいたくない、可愛い可愛いわしのマダムじゃないか!?ん!?」
「嬉しい、檜扇様・・・!」





マダムのすべすべな手を、両手で握り、ニヤつきながら言う達比古教授。
その姿はまるで、テレビや漫画見るようなスケベ親父とキャバ嬢のように見えた。





〔★絵面(えづら)がひどかった★〕