彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)




「はっはっはっ!お腹一杯なのに、連れていくわけないじゃないか!そういう意味の食事じゃない!」
「違うのですね!?」



否定され、ホッとしたのもつかの間。





「そもそもハムスターは、業者からまとめ買いした方が、ペットショップで買うより安いし、多く買える♪だからペットショップには――――――自分へのご褒美をする時だけ、食材を見に行くな!産まれたばかりの子供がまた、柔らかくて美味いんだ♪どちらかというと、ハムスターよりもラットの方が、身が多いから、わしはモルモット派かのぅ~♪」



(このクサレ外道――――――――――――――――――!!!全国のハムスター大好き&モルモット大好きさん達に謝りやがれ!!)



〔★日本では、受け入れがたい少数派の食文化だ★〕





ゲテモノ食いの言い分に、のどまで出かかった罵声を必死で抑える私。





「そ、そうでしたか・・・あははは!僕、勘違いしちゃった・・・・・!」

(わかる!!瑞希お兄ちゃんの気持ちがわかるぞ!!モルモットとラットばかりか、よりによりってハムスターまでも食べるような祖父、瑞希お兄ちゃんも大嫌いになるわ!!!)

モルモット食べる食文化があることはわかったが、ハムスターはダメだろう!?

モルモットでも、受け入れがたいけどさ!!





〔★凛は文化の違いを痛感した★〕





こわばる私に、ゲテモノ食いは笑いながら言う。





「どこへ行くかは、ついてからのお楽しみだ♪凛道蓮クンも喜ぶこと間違いなしだよ!あははは!」
「は、ははは・・・楽しみですぅ~」

(不安しかねぇーよ。)





横からただよってくる加齢臭ならぬ、メンズ用の品の良い香水に、何とも言えない気持ちになる。
とりあえず、本日の前半戦が、食事被害が、カピパラ一切れとアヒルのくちばしだけで、済んだだけでも良しとしようと思うのだった。





〔★舞台は、後半戦へと突入した★〕