「えー凛道蓮君は良いけど、女子2人は早く帰ってきてくれよ!女の子が2人も抜けちゃうとか、空気読めないのかね!?男性は接待を受けるのが仕事、女性は接待をするのが仕事なんだから、役割分担考えなよ!!女子が2人一緒にいなくなられると、すごく困るんだからね?今度からは、タイミングをずらしていくようにしてくれよ!」
「「すいません、檜扇教授!!」」
なにその時代遅れな発言!!?
今、令和だよ!?
(それなのに、偉そうに男尊女卑なこと言いやがって!!)
思ったより、感じ悪いな檜扇達比古(ひおうぎ たつひこ)!!
「ほら君達、何ボーとしてるんだ!!凛道蓮君がおもらししないうちに、トイレまで案内する!!凛道蓮君は初めてここに来たんだから、トイレの場所がわからないんだよ!?君達が責任を持って、凛道蓮君をトイレまで案内しなさい!!」
「「わかりました、檜扇教授!」」
「凛道蓮君、その2人にトイレまで案内してもらいなさい!」
「は、はい!あの、お二方、よろしくお願い致します。」
「あ、はい。こちらこそよろしく。」
「・・・よろしくお願いします。」
こうして、スカートとズボンをはいたお姉さん2人によって、お手洗いまで案内してもらえることになった私。
(檜扇達比古の周りの評価について、探っておいた方がいいよね・・・?)
そう考えていたので、声をかけるつもりでいたが――――――――
「うう・・・!」
「はあ、はあ、はあ・・・・」
「あの、大丈夫ですか!?」
声をかけようにも、明らかにお姉さん2人の様子がおかしい。
「お2人共、顔が真っ青ですよ!?」
みんながいる前ではそうでもなかったが、みんなが見えなくなった辺りで、お姉さん2人の足取りが悪くなる。
どちらも苦しそうだったけど、ズボンをはいているお姉さん・・・汗を流している方へと、持っているハンカチで発汗している液体を拭きながら聞いた。
「しっかりして下さい!医務室があるなら行きますか!?」
「だ・・・大丈夫よ、ありがとう・・・」
「いやいや!大丈夫なご様子じゃないですよ!?お2人共!!」
汗を拭く相手に言えば、明らかな作り笑いで言われる。


