彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)









「やっぱりネズミ料理を食べるなら、本場のペルーが一番いいね~♪その次は、ベトナムのネズミの丸焼きかなぁ~!現地で食べるネズミはすごく美味しいんだよ!日本人はもっと、ネズミを食べるべきだ!!」


こいつ、ネズミ食べるために、ペルーまで行くのかよ!?

ベトナム行って、ネズミの丸焼きかよ!?

てか、さりげなく、日本人にネズミ食べる文化を布教しようとするんじゃない!!

悪食過ぎるにもほどがある!!

私絶対、無理無理無理!!

鼠を食べる人なんかと一緒にいたくない!!もう帰りたーい!!!






〔★ネズミを食べるのが好きな読者様には、数々の暴言、お詫び申し上げます★〕







「凛道蓮君はネズミが食べれないとは・・・なんて可哀そうなんだ・・・!」
「そ、そうですか・・・」

あんたに食べられるモルモット達が可哀そうだよ!!

「いつもはハムスターも焼いて食べるんだけど、今日は『マーラ』が多く手に入ったからね。ハムスターは用意しなかったんだよ。」
「えっ!!?」



―いつもはハムスターも焼いて食べるんだけど―

―ハムスターも焼いて食べるんだけど―

―ハムスターも焼いて食べる―



「ハ、ハ、ハ、ハムスター!!?」

食べてるって言った!?



「食べるのですか!?」
「塩焼きにしてね♪」


ジジイ!!ハムちゃんまで食うのかよ!!?



(ダメだこれ!!瑞希お兄ちゃんが嫌うわけだわ!!!)



ハムスター大好き人間からすれば、目の前のクソジジイは天敵!!

身内であろうとなかろうと、外道と呼ぶしかない!!



「しかし、カピバラだけじゃお腹が減るだろう?そうだ!!あれがあったな!」







そう言うと檜扇教授は、テーブルの上に置いてあった紙皿に手を伸ばす。







「ネズミアレルギーなら、これは大丈夫だろう!?」







そう言いながら、差し出してきた紙皿に、『それ』はのっていた。







「孵化(ふか)直前のゆで卵の串焼きも用意した!」
「えっ!?」







ゆで卵と言いながら、くちばしや羽や足が、卵から出ているゲテモノを差し出してくる悪食ジジイ。
とっさに、自然なしゃべりで私は伝えた。