彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






「便利だよ、福祉車両!乗り降りしやすいようにシートが回転するし、車椅子のまま乗せられる!」
「資格とるの、大変でしたか・・・?」
「いや、誰でも取れる簡単なものだよ!超高齢化社会になる日本では、持っとくと便利な資格だよ!1日講習愛ければ取れるから!」
「え!?国家資格とかじゃないのですか!?」
「ううん!1日で取れる資格だよ!蓮クンも大きくなったら持ちなよ!柊護(しゅうご)も持ってるしさ~3人交代で、大伯母様をおもてなししようよ~!」


(柊護(しゅうご)・・・・・ヘルメットマンさんのことね。)


名前が出たなら今がチャンス!!


「あの!檜扇柊護(ひおうぎ しゅうご)さんって・・・どんな方ですか!?」





ヘルメットマンさんの姿しか知らない人物の実像を聞いてみる。
これに高野舟槙(こうや しゅうま)さんは、何の疑いも持たずに答えてくれた。





「ああ、柊護(しゅうご)?柊護(しゅうご)はね~俺と同じ年のいとこ同士なんだけど~好き嫌いが激しい一匹狼なんだけど、不思議と人が集まってくるタイプなんだよね~」
「一匹狼なのに、人が集まるのですか・・・?」
「うん!なんていうか~カリスマ?っていうのを持ってる奴なんだよ!人を見る目もあるから、あっという間に会社も大きくしちゃってさ~シルバー社って知ってる!?柊護(しゅうご)はあそこの若きやり手社長なんだ!」
「!?そうなんですか・・・」

(瑠華さんの情報と一致した・・・)

前に瑠華さんから、ヘルメットマンさんはシルバー社の関係者じゃないかと言われ、そのことを口止めされていたことも思い出す。

(瑠華さんにも知らせた方がいいかな?)

瑠華さんの予想は当たってましたって。

(いやいや!瑠華さんに教える=危険に巻き込む可能性があるからやめておこう。)
大事な年上の友達に何かあってはいけない!!





そう思った時だった。