「瑞希さんと付き合いの長い俺から言わせてもらうと、瑞希さんは自分の家族のことを話すことも聞かれることも嫌がっていた。後輩として、瑞希先輩の人生の邪魔になる存在は排除しておきたい。」
「同感だ、円城寺。俺も瑞希様の火の粉を払っておきたい。よって、明日は予定通り、高野舟槙(こうや しゅうま)に会う。」
「凛道の意見に賛成だ!しっかり情報掴んで来い!」
「ありがとう、円城寺。」
「俺は反対です、凛さん!!」
いつもは意見が対立する円城寺君が賛成してくれた代わりに、いつもは賛成してくれる可児君が反対をする。
「ご存じないと思うので申し上げますが、鳥恒(とりつね)師範は、文武両道に秀でた人格者です!その鳥恒(とりつね)師範が逃げろ、関わるなというのは、相当危険なことだと思われます!」
「そうだぜ!ただでさえ今は、真田先輩とこじれてんのに――――――問題大きくするマネするなよ!凛は焦り過ぎだ!明日会うのはキャンセルしろよ!」
「カンナの言う通りだ!明日会うのには俺も反対だ!!」
「凛君、同じ動くなら、じっくり計画立てた方がいいぜ?」
計画?それも一理あるけど、そういう状況じゃないわ。
「いや、どちらかというと流れに乗っているうちに動いた方がいい。俺は我が君の意見に賛同する。」
「ちーちゃんもリンリンに賛成かな♪直感で、会っといた方がいいって感じがする。」
「俺も凛先輩のすることには賛成しかしないぜ!!」
「うはははは!わしも凛に賛成やから~反対4、賛成5、凛を入れて4対6やねー!」
「はあ!?多数決の問題じゃねぇだろう!?奇跡的な偶然で、真田先輩の実家の関係者に遭遇したんだぞ!?仏様のお導きだと思って、明日は取りやめにするべきだろう!?なぁ、可児!?」
「高千穂の言う通りです!仏様からの警告かもしれないです!凛さんの身に何かあってからじゃ、遅いんですよ!?」
可児君とカンナさんの反対意見に、他のメンバーも同調する。


