「バラさん、荒川先輩!今のって~~~!!?」
ブロロロロロン!ブローン!!
ギュウオオ――――――――――――――ン!!
「凛を返せテメ――――――――――――――――――――――!!!」
「・・・。」
あっけにとられるパトカーに乗る俺らの横を、違った種類のフルヘルメットを着けた人物と、真田瑞希が追いかけていく。
赤信号で止まる俺達の横を通過して行った。
「は!?」
「な、なに!?」
「ええ!?バラさん!荒川先輩!今のって、今のって!!」
動揺する部下達をよそに、再びうるさいエンジン音が続く。
ヴォーンヴォーン!!
バルバルババババ!!
フォンフォン!!
グオォオオオオン!!
「凛たん、離せコラ―――――――――――!!」
「凛ちゃーん返しなさいったら、返しなさい!!」
「凛道を返さんと、ただじゃおかんぞ!!」
「わははは!!凛助―――――――――――――――!!」
さらに追加で、初代龍星軍の元ヤンである親衛隊長と遊撃隊長と副総長と特攻隊長が、赤信号で止まるパトカーの真横を堂々と通過して行く。
「はあ!?」
「なにぃ――――!?」
「えええ!!?バラさん!!荒川先輩!!今のって!!!」
しかも、それだけでは終わらなかった。
キュォオオオオン!!
ギュワアア!!
ワァァァァ―ン!!
フォアアアアン!!
オアアアアン!!
ドゥルルルル!!
バンボー、バンボー!!
ボォオオン!!
「うははは!凛道蓮を返さんかボケ―――――――――!!」
「ごじゅうあらしさん、もっと飛ばせよ!!凛先輩に追いつけねぇー!!」
「待ってろよ、凛!!あたしが必ず助けてやるっ!!」
「凛さんを助けるのは俺だ!!」
「リンリンを助けるのは、王子キャラのちーちゃんだよー♪」
「我が君、今お助けいたします!!」
「瑞希さん、待って下さーい!!」
「凛道君の心配しろよ、大河!!」
「ちくしょー!カンナの奴、あんなに必死になってりんどーのことを助けようとするなんてっ!!」
現役の龍星軍のメンバー達も、パトカーと赤信号を無視して、先頭を走る凛道蓮を追いかけて通過して行った。


