「オラ!」
バキ!
「ぶあ!?」
烈司さんのローキック。
「はっ!」
バシッ!
「ぎゃあ!?」
モニカちゃんの正拳突き。
「フン!」
メキ!
「うぎゃ!?」
獅子島さんの手刀。
「わははは!!」
バキドカバシッメキ!!
「うぎゃー!?」
「あぎゃー!?」
「ひぎゃー!?」
百鬼の掴んでは投げ、床に叩きつけ、連打で殴る蹴るの無双乱舞。
初代先輩達は、素早く不審者を制圧していく。
「凛っ!!」
瑞希お兄ちゃんは、ある程度、私の周囲から敵を遠ざけたところで、私の近くで停車した。
キキ―!
「凛!!!大丈夫か!?」
「はい!ヘルメットマンさんが、みんなが、守ってくれましたので!!」
「ヘルメットマン!?」
ギュウオオ――――――――――――――ン!!
ヘルメットマンさんのエンジンの音が響く。
振り返れば、彼はこちらに背を向けて、立ち去るところだった。
「え!?待って下さい!!お礼と、瑞希お兄ちゃんへの御紹介を――――――――!!」
そう言いながら、ヘルメットマンさんの方にUターンした時だった。
シュー!!
「え!?」
「うわ!?」
白い煙――――――――発煙筒が投げつけられた。
ブンブブーン!!
白い煙の中で、瑞希お兄ちゃんの背後からバイクが迫る。
バイクを運転する人の手には、銀色に光る長い刃物が握られていた。
「リンリンヤバい!!それポン刀(ぽんとう)!!」
「ポン・・・えっ!?本物の日本刀!!?」
ちーちゃんの言葉で、とっさに体が動いた。
瑞希お兄ちゃんに切りつけようとするのを防ぐため―――――――
「危ない!瑞希お兄ちゃん!!」
ドン!
「凛!?」
ブンブブーン!!
瑞希お兄ちゃんをかばってタックルした。
スカ!
日本刀は空振りをして、宙を切る音だけ出した。
一方で、瑞希お兄ちゃんの方は―――――――――
「うわ!?」
ドサ!
受け身の姿勢で地面に着地していた。


