彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)






(私も、戦わなきゃ――――――――!!)

ヒュンヒュンヒュン!!





両手から、トンファーを取り出して攻撃を繰り出す。





バキ!ドカ!

「ぐあ!?」
「ぶぶ!?」





幸い、攻撃は当たるのだけど――――――――







「やりやがったな、こいつ!」
「わっ!?」
「追い込め追い込め!」
「わわ!?」
「捕まえろ!逃がさんからな!」
「わわわ!?」







攻撃が経っても、簡単に倒れてくれない。
四方八方から伸びてくる手、手、手!!







(このままじゃ捕まる――――――――――――――!!)







迫る敵の手から、必死に逃れている時だった。








ブロロロロロン!ブローン!!

「り――――――――――――――――――――――ん!!!」


「瑞希お兄ちゃん!!?」








真紅のインパルスが私の元へと向かって来る。








「俺の弟に何してやがんだコラ――――――――――――――――――――!!?」


ブローン!!ドカ!!

「ぎゃ!?」

ブローン!!ドカ!!

「おぎゃ!?」

ブローン!!ドカ!!

「ぐが!?」








顔を隠した不審者達に、バイクに乗った状態でタックルを食らわせていく元ヤン総長様♪








(私のためにありがたーい!!)








〔★良い子は、瑞希の攻撃方法を真似はしてはいけない★〕





見惚れていれば、聞きなれたエンジンと声が複数響く。





ヴォーンヴォーン!!

バルバルババババ!!

フォンフォン!!

グオォオオオオン!!





「凛たん、大丈夫か!?」
「凛ちゃーん!!」
「凛道!!」
「わははは!!凛助のおかげで、人間壊すチャンスキタ―――――――――――――――!!」
「烈司さん、モニカちゃん、獅子島さん、百鬼さん!!」





瑞希お兄ちゃんに続くように、ブラックのホーネット250とピンクのSR250とブルーの光沢が美しいCB400SFとロッケットカウルが装備された銀色のゼファーが現れる。
初代の先輩達は、さっそうと単車からおりると、不審者達を一斉に攻撃した。