「奴らの狙いは凛だ!!」
「凛さんを守れー!!」
「リンリンー!!」
「我が君!!」
「凛先ぱーい!!」
「凛道!」
「凛道君!」
「りんどー!」
みんなの声は聞こえるけど、周囲を囲む背の高い人達にのせいで見えない。
「あかんぽく見えるけど、どないや凛―!!?」
「あかん、でーす!!」
ヤマトに返事を返しつつ、何とかしようとした時だった。
ギュウオオ――――――――――――――ン!!
ドドン!!
「ぐお!?」
囲みの一部が崩れた。
見れば、単車に乗った人物が、ウイリーで、敵をぶっ飛ばしてくれていた。
それで私は、その人の名前を呼んだ。
「ヘルメットマンさん!!」
私の声に合わせ、前輪が地上に着地すると同時に、私の手を掴んで引き寄せるヘルメットマンさん。
ギュウオン!ギュウオン!ギュウオオ――――――――――――――ン!!
私を守るように、ヘルメットマンさんはその場でアクセルターンを始める。
「うっ!?」
「これじゃあ、近づけない!」
そう嘆く敵の言葉通り、私は完全にヘルメットマンさんにガードされていた。
私に近づけず、立ち尽くす敵達を見て、カンナさんが叫んだ。
「ヘルメットマンに続け!!一気に片付けんぞ!!」
「「「「「「「おう!」」」」」」」
ヤンキーガールの声に答える仲間達。
「オラ!凛に何しやがる!?」
バス!
「ぐえ!?」
「凛さんには指一本触れさせねぇ!!」
ゴス!
「ぎゃう!?」
「どけ!リンリンのとこに、いけねぇだろうが!?」
ガス!
「ぶえ!?」
「我が君、今参ります!!」
ドン!
「おえ!?」
「テメーら、俺の凛先輩に何してんだ!?」
ゴキ!
「はう!?」
「どんだけいるんだボケ!?」
メキ!
「がふ!?」
「数が多すぎだろうが!?」
バキ!
「があ!?」
「カンナ、りんどーのことになると、無茶するぅ~!!」
ベキ!
「ぐぶ!?」
「うはははは!大人数の大乱闘やんかー!?」
ドガドカドカーン!!
「ぎゃばぁ~!?」
「へぶぅ~!?」
「ひぎゃあ~!?」
みんなの姿は見えないけど、バトルしてくれてるのは伝わってくる。


