俺は勇太高校生だ。
俺には好きな人がいる。
それは幼馴染の遥斗だ。
遥斗は死者に恋をしている、俺は遥斗が幸せならそれでいい。
今は幼馴染の友達として接している。
でも、あいつとの約束だから、俺は絶対遥斗を守らなきゃいけないんだ。たとえ、遥斗に嫌われても。
-朝-
今日も遥斗の家に行く。
俺が呼びに行かないと。
遥斗は学校に来ない。
遥斗の家には親がいない。
ピーンポーン
「おはよう。学校行こうね」
そう言うと遥斗は
「うん、行こう!」
と笑顔で返した。
俺には分かる、それが作り笑顔な事くらい。
遥斗には心から笑ってほしい、でもそれは叶わない。
せめて俺には素顔を見せてほしい、でも俺はあいつにはなれない。
「なんかあったら相談してね」
って毎日言っても遥斗の腕の傷は増えてくばかりだし、玄関からは薬のビンも見えた、遥斗が苦しんでるのに俺は何もできないなんて。
それでも、俺は遥斗の事を守らなきゃいけないんだ。
8年前に死んだあいつのために、
-学校-
遥斗の作り笑顔が最近増えた気がする。
遥斗は頭が良いから自分で考えて、結論を出して、やってるんだろうけど、見てるのは耐えられない。
-帰り-
俺は遥斗と帰ってる。
「放課後俺の家で遊ぼ!」
「良いよ」
遥斗の機嫌が良い時は俺の家で遊んでいる。
-勇太の家-
俺と遥斗はゲームをしている。
「ねぇ。遥斗」
「なに?」
「.....そうの事....覚えてる?..」
聞くのが嫌だった。
「うん。俺のせいだったの、かな?」
「それは...!違う」
やっぱり言うべきでは無かった。
8年前に死んだそうの事は、そうは幼馴染でよく3人で遊んでた。
その頃から俺は遥斗の事が好きだった。
でもそうと遥斗はめちゃくちゃ仲が良くて、お互いの事が好きだった。
だから俺は一線を引いてた。
でも、俺らが4生の時あんな事が起きなければ、3人で公園で遊んでいた。
そうと遥斗が喧嘩した。遥斗がそうに
「帰れよ!」
と言った、そうが泣いて公園を飛び出した。
その結果車に轢かれた。
遥斗はそれを自分のせいだと思ってる。
そうの家族からも責められ、遥斗は自分を責め続けた。
でも俺はそうが死ぬ間際
「遥斗をお願い」
って頼まれたんだ。
だから俺は一生遥斗の友達として、遥斗を支えていくつもりだ
「ごめん、俺もう帰るね」
「送るよ」
「...良い」
遥斗は泣いて帰ってしまった。