とりあえず、頭を冷やそうと、中庭へと向かうと、 どんどん近づいてきては、 「先輩、俺言いましたよね?」 ご立腹なしんくん?が俺の前に来た。 俺の胸ぐらを掴んでは、 「あいつ泣いてました。聞きました。あんたは幸せにできない。俺、もう……」 「だからって、結を抱きしめて良い理由にはならないだろ。」