好きだけじゃ 足りない、2nd



「ごめん。少し聞いてもらってもいい?」



そう、力なく言えば、



優しく涙を拭ってくれて、


「聞きたくねぇけど、言ってみ」


そう言って、隣にちょこんと座って聞く姿勢をとってくれた。




なんだかんだで優しいしんくんに甘えて、昨日のあった出来事を話した。




いつになく隣で、うん。うん。と優しく相槌を打って聞いてくれていた。