「結、」


俺が声をかけると、

待ってましたと言わんばかりの嬉しそうな笑みをむけてくれて、大きく手を振ってくれる、


(俺の彼女はとってもカワイイ)←心の声。

「先輩、帰りましょう!」


そして、今日も、名前は先輩の一言でかたづけられる。


なんで、クラスの男子たちには下の名前なのに、
俺はいつまでも先輩なのか。