「美味しそうに食べてる結を見て、幸せもらった、ごちそうさま。」 そう言うと立って、私の頭に触れる。 私の方が数えきれないくらいもらってるのに。 「あ、待ってください」 咄嗟に先輩の服の袖を掴むと、少しよろけた先輩は、後ろを向いて、 「強引だな」 意地悪そうな顔で私を見た。