好きだけじゃ 足りない、2nd


「美味しそうに食べてる結を見て、幸せもらった、ごちそうさま。」




そう言うと立って、私の頭に触れる。




私の方が数えきれないくらいもらってるのに。




「あ、待ってください」



咄嗟に先輩の服の袖を掴むと、少しよろけた先輩は、後ろを向いて、





「強引だな」



意地悪そうな顔で私を見た。