俺の方を見て、一瞬口角を上げて、 「先輩じゃないですか〜」 そう言って、手を握って抱きしめるようにして、 耳元で、 「彼氏だか、先輩だか知らねぇけど、あいつを泣かすようなことがあったら、もらいますから…」 そう言って、ニコッと不気味に笑えば、 「先輩とごゆっくり〜」 なんて言って去って行った。 なんか、アイツ苦手。