好きだけじゃ 足りない、2nd



俺の方を見て、一瞬口角を上げて、



「先輩じゃないですか〜」



そう言って、手を握って抱きしめるようにして、


耳元で、




「彼氏だか、先輩だか知らねぇけど、あいつを泣かすようなことがあったら、もらいますから…」




そう言って、ニコッと不気味に笑えば、




「先輩とごゆっくり〜」


なんて言って去って行った。





なんか、アイツ苦手。