酔いしれて想望

「彼女。なってほしいんやけど」



星羅の操作するアームは見事狙いのくまのぬいぐるみをつかんで運んでいる。



星羅はこちらを凝視している。



こんな平然な顔をしながら僕は緊張していた。








「・・・いいよ」






ここから始まったんだ。




そして僕は何も知らなかったことを知る。