そこで、ちょっと歴史の雑談なんて?


~*~ セシルの歴史教室:マントとクローク ~*~
 マント(Mantle)とクローク(Cloak)。

 12世紀頃、イギリスのフード付きのクロークがローマ帝国に輸出され、天候や防水などとして使用され始めたのが有名ですね。

 定義としては、クロークは、外套として背中を隠すような長い一枚布でできているもの (by wikidiff.com) がよくありますね。ファンタジーとかなどでは、袖なしの長い外套が、よくクロークと呼ばれているみたいですけれど。

 マントは、元は中世時代、大抵は、女性が身に着ける洋服の一番上に被せるような開いたローブでした。それから、男女共にも、外出用だったり(特に、曇りや悪天候などに)、厚手で温かい外套として使用され出しました。

 お金持ちになると、毛皮のクロークもでてきたみたいです(こう、お金があると、毛皮を見せびらかしたくなるんでしょうねえ)。

 ファンタジーではマントとクロークの違いを顕著にする為か、よく、クロークにはフード付きが多く見られますけれど、元々は、フードはついていませんでした。
 それで、マントは貴族や階級の高い人用、クロークは旅人や商人、または傭兵などの平民が身に着けるものだ、というような認識もたくさんあるようです。

 ここでは、一括して“マント”と呼んでいます。セシルの領地の騎士達が身に着けているのは、ファンタジーの定義で言えばクロークなんですがね。


 そんなこんなで、ちょっと歴史雑談でした。
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