目の前に置かれた煙草を見ながら、 仁さんが明良さんに突き返した。
「はい、 はい。 わかりましたよ。 やれば良いんでしょ? やれば」
「はいは、 1回」
うわっ。
容赦ない高橋さんと仁さんを目の当たりにして、 改めて敵に回したくないなとひしひしと感じた。
明良さんも、 高橋さんや仁さんと同じように両手で煙草を捻り潰した。
「あ~ぁあ!」
明良さんは煙草を捻り潰したあと、 そんな落胆の声を発している。
「あ、 あの……どうしたんですか?」
横に座っていた高橋さんに、 堪らず問い掛けた。
「ん? 俺達、 今から煙草やめるのさ」
「ええっ?」
いきなりサラッと、 しかも何だか嬉しそうに高橋さんが言った。
何で、 そんなに嬉しそうなの? 煙草を止めるのって、 かなり忍耐力が必要と聞いたけど……。
「そういうこと。 もし、 1本でも吸ったら他の2人に罰金として、 10万ずつ払う」
「じゅ、 10万!」
思わず、 その金額に驚いて仰け反った途端に、 ソファーの背もたれにドンと背中をついてしまった。
「でも、 知らないところで吸っていたらどうなるのぉ?」
キッチンから、 智子さんの大きな声が聞こえた。
「1本吸い出したら、 止まらなくなるから結局はバレる。 吸ってないと、 臭いもわかるしな」
そ、 それにしても、 10万って……。
あまりにも、 高過ぎるんじゃ?
「10万って、 高過ぎないですか?」
「フッ……そのぐらい高くしないと、 3人ともすぐ吸うから」
高橋さんは、 悪戯っぽく笑いながら仁さんを見た。
「そうそう。 100円とかだったら、 払ってすぐ吸っちゃうよ。 俺はね?」
そ、 そうなんだ。
「でも……どうして急に煙草をやめようと思ったんですか?」
最初に言い出した高橋さんの顔をマジマジと見ながら、 その理由を話してくれるのを待った。
「雰囲気~?」
「はぁ?」
「はい、 はい。 わかりましたよ。 やれば良いんでしょ? やれば」
「はいは、 1回」
うわっ。
容赦ない高橋さんと仁さんを目の当たりにして、 改めて敵に回したくないなとひしひしと感じた。
明良さんも、 高橋さんや仁さんと同じように両手で煙草を捻り潰した。
「あ~ぁあ!」
明良さんは煙草を捻り潰したあと、 そんな落胆の声を発している。
「あ、 あの……どうしたんですか?」
横に座っていた高橋さんに、 堪らず問い掛けた。
「ん? 俺達、 今から煙草やめるのさ」
「ええっ?」
いきなりサラッと、 しかも何だか嬉しそうに高橋さんが言った。
何で、 そんなに嬉しそうなの? 煙草を止めるのって、 かなり忍耐力が必要と聞いたけど……。
「そういうこと。 もし、 1本でも吸ったら他の2人に罰金として、 10万ずつ払う」
「じゅ、 10万!」
思わず、 その金額に驚いて仰け反った途端に、 ソファーの背もたれにドンと背中をついてしまった。
「でも、 知らないところで吸っていたらどうなるのぉ?」
キッチンから、 智子さんの大きな声が聞こえた。
「1本吸い出したら、 止まらなくなるから結局はバレる。 吸ってないと、 臭いもわかるしな」
そ、 それにしても、 10万って……。
あまりにも、 高過ぎるんじゃ?
「10万って、 高過ぎないですか?」
「フッ……そのぐらい高くしないと、 3人ともすぐ吸うから」
高橋さんは、 悪戯っぽく笑いながら仁さんを見た。
「そうそう。 100円とかだったら、 払ってすぐ吸っちゃうよ。 俺はね?」
そ、 そうなんだ。
「でも……どうして急に煙草をやめようと思ったんですか?」
最初に言い出した高橋さんの顔をマジマジと見ながら、 その理由を話してくれるのを待った。
「雰囲気~?」
「はぁ?」


