どのくらいの時間が経ったのだろう?
ふと見ると、 隣に寝ていたはずの高橋さんの姿はなかった。
ずっと昨日から………というか、 日本を発つ前からしていたお化粧を1回とって顔を洗いたくなったので、 そのまま部屋の中から通じているバスルームへと向かった。
手前にある洗面台の前で、 鏡に自分を映してみた。
うわっ! 酷い顔だ。 こんな顔、 高橋さんに見られたくない。 早く、 メイクを落として直さなくちゃ。
洗面台は、 2ボール。
高橋さんは、 どっちを使うのかなぁ?
でも……そうだ!
いつも高橋さんは、 左側に居る事が多い。 左利きだからね。
じゃあ、 洗面台も左側でいいのかな?
私は、 右側を使っていいかなあ。
早速、 右側のボール横にメイク道具等を広げて洗顔をしてスッキリしてから、 もう1度顔の突貫工事を始めた。
ちゃんと、 日焼け止めも塗っておかないと……。 色の白い私は、 すぐ日に焼けて赤くなってしまうから。
洗面所の後ろの小窓から望める海を鏡越しに見ながら、 日差しの強さを感じていた。
Tシャツに短パンという姿で、 1年中過ごせるハワイは本当に羨ましい。
でも、 素足のまま部屋の中を歩くのは、 何となく土足の習慣がついているこちらの部屋の中では、 やっぱり気が引けるので、 出張の時もそうだったが高橋さんの真似をして、 部屋では持って来たサンダルを履いて、 寝室のドアを開けた。
すると、 リビングのソファーに座っていた高橋さんが振り返った。
「ちょうどいい時間かもしれない」
そう言いながら立ち上がって、 高橋さんが私の傍に来た。
自分の時計を見ても日本時間のままだったので、 備え付けの掛け時計を見るとまだ10時だった。
「まだ眠いかもしれないが、 これ以上寝ちゃうと、 今度は夜眠れなくなるからな」
「はい」
何だかまだボーッとしていたが、 機内で貰って持ってきたミネラルウオーターを飲もうとバッグからペットボトルを出した。
ふと見ると、 隣に寝ていたはずの高橋さんの姿はなかった。
ずっと昨日から………というか、 日本を発つ前からしていたお化粧を1回とって顔を洗いたくなったので、 そのまま部屋の中から通じているバスルームへと向かった。
手前にある洗面台の前で、 鏡に自分を映してみた。
うわっ! 酷い顔だ。 こんな顔、 高橋さんに見られたくない。 早く、 メイクを落として直さなくちゃ。
洗面台は、 2ボール。
高橋さんは、 どっちを使うのかなぁ?
でも……そうだ!
いつも高橋さんは、 左側に居る事が多い。 左利きだからね。
じゃあ、 洗面台も左側でいいのかな?
私は、 右側を使っていいかなあ。
早速、 右側のボール横にメイク道具等を広げて洗顔をしてスッキリしてから、 もう1度顔の突貫工事を始めた。
ちゃんと、 日焼け止めも塗っておかないと……。 色の白い私は、 すぐ日に焼けて赤くなってしまうから。
洗面所の後ろの小窓から望める海を鏡越しに見ながら、 日差しの強さを感じていた。
Tシャツに短パンという姿で、 1年中過ごせるハワイは本当に羨ましい。
でも、 素足のまま部屋の中を歩くのは、 何となく土足の習慣がついているこちらの部屋の中では、 やっぱり気が引けるので、 出張の時もそうだったが高橋さんの真似をして、 部屋では持って来たサンダルを履いて、 寝室のドアを開けた。
すると、 リビングのソファーに座っていた高橋さんが振り返った。
「ちょうどいい時間かもしれない」
そう言いながら立ち上がって、 高橋さんが私の傍に来た。
自分の時計を見ても日本時間のままだったので、 備え付けの掛け時計を見るとまだ10時だった。
「まだ眠いかもしれないが、 これ以上寝ちゃうと、 今度は夜眠れなくなるからな」
「はい」
何だかまだボーッとしていたが、 機内で貰って持ってきたミネラルウオーターを飲もうとバッグからペットボトルを出した。


