さすがに暑いハワイの室内は、 お店やホテルの殆どの場所でエアコンが稼働している。 しかも、 それがかなり冷えていて空港もそうだったが、 お店の中に入ったりすると、 寒過ぎて風邪ひきそうだからと、 高橋さんが来る前に教えてくれたので、 薄手の長袖のカーディガンは持って来てはいた。
このコテージ風のホテルもエアコンが付いていて、 高橋さんが着替えた時に付けてくれたみたいだったが、 日本と違って何事もダイナミックなアメリカらしく、 温度調節もラフなのでエアコンが効き過ぎてきていた。 温度調整は、 きっと高橋さんがしてくれていると思うが、 寝ていると涼しいのを通り越して寒くなってきていた。
それを察してか、 高橋さんが横になりながら毛布を掛けてくれた。
「おいで」
エッ……。
左に寝ている高橋さんが、 右脇の下にスペースを作ってくれて、 そこに来るよう私の右肩を引き寄せた。
言われるままにそれに従い、 いつもの定位置に納まる。 何だか、 とても居心地が良い。 何ヶ月ぶりだろう? こうやって、 高橋さんと一緒のベッドで寝るのは……。
そんな事を考えながら目を瞑っていると、 目の前が暗くなった。
「おやすみ」
そう言って、 いきなり高橋さんが私のおでこにキスをした。
「お、 おやすみなさい……」
目を開けた途端、 恥ずかしくてドキドキして思わず噛んでしまった。
「フッ……いい子」
高橋さんは微笑みながら、 自分の頬を私の頭にくっつけた。
こんなんじゃ、 絶対緊張しちゃって寝られないかもしれない。
でも、 言われた通りに暫くは目を瞑っていようと思って静かにしていたが、 仄かに香る高橋さんの香りと、 微かに聞こえてくる潮騒の響きを子守歌がわりに、 いつの間にか眠ってしまっていた。
このコテージ風のホテルもエアコンが付いていて、 高橋さんが着替えた時に付けてくれたみたいだったが、 日本と違って何事もダイナミックなアメリカらしく、 温度調節もラフなのでエアコンが効き過ぎてきていた。 温度調整は、 きっと高橋さんがしてくれていると思うが、 寝ていると涼しいのを通り越して寒くなってきていた。
それを察してか、 高橋さんが横になりながら毛布を掛けてくれた。
「おいで」
エッ……。
左に寝ている高橋さんが、 右脇の下にスペースを作ってくれて、 そこに来るよう私の右肩を引き寄せた。
言われるままにそれに従い、 いつもの定位置に納まる。 何だか、 とても居心地が良い。 何ヶ月ぶりだろう? こうやって、 高橋さんと一緒のベッドで寝るのは……。
そんな事を考えながら目を瞑っていると、 目の前が暗くなった。
「おやすみ」
そう言って、 いきなり高橋さんが私のおでこにキスをした。
「お、 おやすみなさい……」
目を開けた途端、 恥ずかしくてドキドキして思わず噛んでしまった。
「フッ……いい子」
高橋さんは微笑みながら、 自分の頬を私の頭にくっつけた。
こんなんじゃ、 絶対緊張しちゃって寝られないかもしれない。
でも、 言われた通りに暫くは目を瞑っていようと思って静かにしていたが、 仄かに香る高橋さんの香りと、 微かに聞こえてくる潮騒の響きを子守歌がわりに、 いつの間にか眠ってしまっていた。


