ハワイは、 日本の運転免許証を見せればレンタカーを借りられるらしく、 明良さんの運転で宿泊先のホテルへと向かう。 そこは、 ワイキキビーチから少し離れたところにあった。 プライベートビーチ付きの1棟ずつ戸建てになっているコテージ風のホテルは、 目の前にコバルトブルーの海が見渡せる静かな場所に建っていた。
「俺達、 隣だから。 食事は、 みんなで一緒に食べような。 その方が楽しいし。 でも、 あとは……べ-つ-行動」
何故か、 別行動を明良さんが強調していた。
「陽子ちゃん。 じゃあねー。 今、 8時だろ? 貴博。 俺達、 買い出し行って来るけど、 お昼過ぎには帰ってくるから。 ランチはそれからでいいよな?」
「ああ」
そして、 ヒラヒラと手を振りながら明良さんと仁さんは、 そのまままた車に乗って出掛けて行ってしまった。
「ほら。 ボーッとしていないで、 中に入るぞ」
トランクを玄関の中に入れながら、 高橋さんが私を呼んだ。
「あっ……はい」
急いで部屋に入ると、 一瞬目を見張った。
とても落ち着いた雰囲気のリビングには、 ハワイアンキルトが床に敷いてあってソファーにも同じ柄のクッションやソファーカバーが……。 そのまま誘われるようにして奥のドアを開けると、 そこは寝室になっていて窓からは海が一望出来るキングサイズのベッドが置いてあった。
やはりそのベットカバーも、 同系色のハワイアンキルトで統一されている。
「うわぁ。 とても綺麗ですね。 何だか、 夢のよう……」
思わず、 感嘆の声を上げてしまった。
「メゾネットになっているから、 あとで上も見てみよう。 それより、 まずは着替えよう。 暑い」
「はい」
日本を出る時のままの格好だったから、 取り敢えず寝室で着替えてリビングに戻ると、 もう1つの部屋で着替えていた高橋さんが着替え終わってすでにソファーに座っていた。
何だか、 どこに座って良いのか居場所に困ってしまい、 ウロウロしている私を高橋さんがポンポンと自分の隣りのソファーのスペースを叩いて呼んだ。
少し気恥ずかしい感じだったが、 素直にそれに従ってソファーの高橋さんの横に座ろうと歩み寄った。
えっ?
「俺達、 隣だから。 食事は、 みんなで一緒に食べような。 その方が楽しいし。 でも、 あとは……べ-つ-行動」
何故か、 別行動を明良さんが強調していた。
「陽子ちゃん。 じゃあねー。 今、 8時だろ? 貴博。 俺達、 買い出し行って来るけど、 お昼過ぎには帰ってくるから。 ランチはそれからでいいよな?」
「ああ」
そして、 ヒラヒラと手を振りながら明良さんと仁さんは、 そのまままた車に乗って出掛けて行ってしまった。
「ほら。 ボーッとしていないで、 中に入るぞ」
トランクを玄関の中に入れながら、 高橋さんが私を呼んだ。
「あっ……はい」
急いで部屋に入ると、 一瞬目を見張った。
とても落ち着いた雰囲気のリビングには、 ハワイアンキルトが床に敷いてあってソファーにも同じ柄のクッションやソファーカバーが……。 そのまま誘われるようにして奥のドアを開けると、 そこは寝室になっていて窓からは海が一望出来るキングサイズのベッドが置いてあった。
やはりそのベットカバーも、 同系色のハワイアンキルトで統一されている。
「うわぁ。 とても綺麗ですね。 何だか、 夢のよう……」
思わず、 感嘆の声を上げてしまった。
「メゾネットになっているから、 あとで上も見てみよう。 それより、 まずは着替えよう。 暑い」
「はい」
日本を出る時のままの格好だったから、 取り敢えず寝室で着替えてリビングに戻ると、 もう1つの部屋で着替えていた高橋さんが着替え終わってすでにソファーに座っていた。
何だか、 どこに座って良いのか居場所に困ってしまい、 ウロウロしている私を高橋さんがポンポンと自分の隣りのソファーのスペースを叩いて呼んだ。
少し気恥ずかしい感じだったが、 素直にそれに従ってソファーの高橋さんの横に座ろうと歩み寄った。
えっ?


