教授の恋愛

俺が言ったことを理解しているのかしていないのか…。

元気よく返事をしながらいっせいにみんなバスから降りた。

まるで嵐だ…。


やっと一息付ける。

自販機でコーヒーを買ってベンチに座って休んでいた。



「先生ー!隣いいですか?」



あれっ…。

舞岡さんだ…。

ジュースを持って、立っている。

素直に嬉しいし…。


「あぁ、いいよ」


俺から少し離れて座った。

もっと近寄ってもいいのに。


なんて言えるわけがねぇ。


舞岡さんにとって俺は教授でしかない。


それ以上でも、以下でもない…。