教授の恋愛

コンコン。



やっぱり…舞岡さんかな!?


「どうぞ〜!」

「失礼します!」


少しだけ開けたドアから顔を覗かせたのは予想通り、舞岡さんだった。


「待ってたよ。さ、座って」

「はい!」


いつものように笑顔でソファに座る。


「卒論の相談だっけ?どうした?」

「テーマは決まったんですけど、どこから手をつけたらいいのかわからなくて…」


急に真面目な顔になった。


切り替えが誰よりも早い。


そこが舞岡さんのいいところ。

勉強する時は勉強する、遊ぶ時は遊ぶの区別がしっかりできている。