ラピスラズリ ~前世の記憶を思い出した伯爵令嬢は政略結婚を拒否します~


「はい二人追加~」

ルーカス様が左右の脇に弟妹を捕まえて檻ゾーンにやって来て降ろした。

・・・。
あれ?そういえば、とっ捕まえなくてもタッチするだけでいいんじゃなかったかしら?

あ、私が先程、手が離れたのをいいことに檻から見方を助け出したせいで、ルールが少し変わってしまったようだった。

「はい、マルクス様も確保~」
ルーカスがマルクス王子殿下を肩に担いで連行してきた。

「アイシャ嬢も連れてきたよ」
ベルナルド様はアイシャの手を取り、腰に手を回して連れてきた。

「お助けできず、申し訳ございません」
悔しそうに歯を食い縛るアイシャ。
真面目か!?笑。