あのね、大好きだよ。

「とりあえず、後ろの席乗って!」
「お邪魔します。」
きんちょーする!
「えっと、
とりあえず、俺たちの熱愛報道が出たのは知ってるよね?
実は昨日の撮影現場で2人で最後話した時に取られたっぽいんだ。
で、俺の事務所は恋愛禁止ではないんだけどさくらちゃんの事務所は禁止だよね?」
「はい。
最悪の場合、脱退です、、」
「じゃあ今から一緒に事務所に行って誤解を解こう!」
優しい
恭弥君はかっこいいだけじゃなくて優しいんだ。
今ちょっとだけドキドキしている。



「「失礼します。」」
2人で声を揃えて入ったのは事務所の社長室。
「どうぞ!
待ってたわよ。
やっぱり恭弥君はかっこいいわね!
チャラチャラしてないし、
よーし!
決めたさくらと付き合っていいわよ。
なんなら結婚までしちゃっていいわよ!」
「「え?」」
「何よその反応。
交際を認めてもらいに来たんでしょ?」
「いえ、交際はしておりません。
誤解を解きに来ました。」
「あら~、
そうなのね
残念だわ。」
「だってこの事務所恋愛禁止ですよね?」
「何言ってんのそんなの表向きよ!
私は大・歓迎よ~!
で~?
ほんとは一目ぼれして付き合おうってことになったんじゃないの?」
「違います。
たしかにさくらさんはかわいいと思います。」
え!?今かわいいって言った?
「でも恋愛禁止と知っていたのでそんな目では見ていません。
大事な共演者だと思っています。」
そっかー恋愛対象じゃないってことだよね、、



「「失礼します」」
疲れた、、
「思っていた社長さんと違ったね!
もっと怖いのかと思ってた。」
「実は私も初めて会いました。
あんなに明るい人だと思っていなかったので、正直驚いています。」
もっと怖い感じのおじさんが社長だと思ってた。
「私はここで失礼します。」
「いやいや
送ってくよ!
今電車なんかで帰ってばれたら色々言われちゃうと思うし。」
「そうですね、、
ではお言葉に甘えてお願いします。



送ってもらってなんかあった時のために一応連絡先を交換した。
あーーー疲れた、
ネットに男好きとか書いてあって悲しかった。
でも恭弥君が助けてくれて嬉しかったんだよね、、

『7/3(火)
今日は榎坂登ってみたの撮影の後、恭弥君と事務所の社長さんに会いに行って誤解を解いてきた。
以外にも若くてノリのいい女性だった。
昨日に引き続き恭弥君に救われた。
でも、恋愛対象に入ってないって言葉が少し心の中でもやっとしている。』