年下王子様を攻略する方法

「いえ‥‥優香さんに夢はありますか?」

「夢ねー」

「西川マネと同じ大学と言う事は医学部ですよね?なぜ医学部に入ったんですか?」

「医者っていう職業に憧れて」


私は、憧れの意味を説明した。祈鈴は、笑わないで聞いてくれた。


「誰でも、夢は憧れから始まる。だから、私が医者になりたい理由は憧れなんだー」

「立派な理由ですね」

「祈鈴はさ、夢って何?」

「笑わないで聞いてくれます?」


サッカーのボールが途切れる。祈鈴はボールを持ち上げる。


「笑わないよ。夢を笑う人って可哀想だし、挑戦してない人より挑戦する人ってかっこいいし?」

「そうやって、はっきり言える優香さん好き」

「そ‥そう?」


いきなり、好きと言われて戸惑う。だけど、この好きは恋愛の好きではない事なんて分かりきっている。