年下王子様を攻略する方法

えっ!なんだって?
奏良の方向を見ると本当に篠宮さんがいる。


「‥‥一つ言ってもいいですか?あの、ボールを蹴る位置が少し低いんだと思います」

「え、あ、はい」


と、私の横に来て蹴る場所を教えてくれた。


そのまま教えてくれたところを蹴ってみると、まさかの高く飛びゴールネットに入る。


「ねぇねすごい!篠宮さん!僕にも教えて!」

「うん、いいよ」

「奏良、篠宮‥さんは忙しいんだってば」

「全然大丈夫ですよ」


と、いつものキラースマイル。多分、私今顔赤い。


私は言われたベンチに座る。することない。ひたすらみる事しかできない。


何回も思うけど、篠宮って好青年だな。


休憩にやってきた篠宮に聞いてみた。


「篠宮は、あ違う。篠宮さんって、どうしてサッカーをやろうと思ったんですか?」


つい、心の中で呼んでる呼び捨てが口から出ちゃった。


だけど、篠宮はニコッと笑顔で


「別に、“篠宮”でもいいですよ。逆にどうして大城さんは剣道やってるんですか?」
   

「ど、どうして私の名前、、しかも剣道やってる事知ってるんですか」