今日も市場で売られている。
少年が奴隷市の前に来た。
その少年は白いシャツに毛糸のベスト着て黒いズボンをはいて、ストレートの茶髪はセンター分けしてある
その少年は、凛とした声で僕の事を指差して
「これ下さい」
と言った。とても驚いた、4歳の時にさらわれ、10年間売り残ってきた僕を買う人がいるなんて。
「100ドルだ」
そう言われると少年はカバンから100ドルだし、俺の方を向いて
「さあ行こう」
と言ってきた。
言われるまま街を歩いていると豪邸にたどり着いた。困惑している僕に少年は
「入って」
屋敷の中に入ると天上が高くて全てが高級品で作られていた。少年は手招きし中央の階段を上って行った、慌ててついていくと
「ここが今日から君の家だよ」
と少年が言った。