(卒業アルバムの中に…写真?) その言葉に、立ち上がり本棚に向かう。 卒業アルバムをめくっていくと、あるページから、はらりと1枚写真が床に落ちた。 その写真は、高校生の俺と、その時の彼女が写っている写真だった。 別に大事にとっていたわけじゃ、ない。 きっと、前に何かの拍子にはさまってしまったんだろう。 それを咲は勘違いしてしまったんだろう。 ああ、でも 写真1枚にこんなにも妬くなんて (ちくしょう… 可愛すぎんだよ、ばか)