「…んで、クリスマスは
 どうだったの?」




喫茶店に入り、飲み物を注文するやいなや、明美はクリスマスの話題をふってきた。





「やっぱ、話したいことって
 そのことか…」





「当ったり前でしょ!
 冬休み中、聞きたくて
 うずうずしてたんだから」





「じゃあ、電話とかでも
 してくればいいのに」





「電話じゃなくて
 そーゆー大切なことは
 直接聞きたかったの!」






大切なことか…?と疑問に思いながらも、明美のそういった性格は好きだと思った。