いつものように


額に落ちるキスでは、なかった。





「ん…っ」




先生の唇が優しく私の唇に触れ、離れた。





「…っ!せ、せんせいっ…!

 キ、キス!く、口!!」





突然のキスに慌てふためく私に、彼はニヤリと意地悪く笑い、言った。





「せっかくの
 誕生日なんだから、
 
 こんくらい、いいだろ?」





そうして

また、



キスが落ちる。




(~っ!先生はいつも
 反則技ばっかりだ…っ!!)