「…でも、こっちは 進歩してねーのな」 そういって先生は私の手をとった。 「手…、中3の時も、 こんなだった」 私の絆創膏に覆われた手を、優しく先生の大きな手が撫でる。 「頑張って作ってくれて ありがとな…」 せんせいの そのコトバに 涙が でそうに、なった