「おおっ…!!すごい! 美味しそうにできたっ」 予想外の出来栄えに私は自分で作ったそれに、自画自賛した。 しかし、いつまでも余韻に浸っている場合ではない。 もう少ししたら約束の時間だ。 私は、トリュフをひとつずつ丁寧に箱に入れていき、青空色の包装紙で包み、桜色のリボンをかけた。 (ふふっ、先生喜ぶかな?) そうなのです。 今日は、1年に1度の女の子のイベント。 バレンタインデー