「ほんと、青井のどこがそんなに良いわけ?」 青井。青井陽介。 私の好きな人。 「っっっっはー!!!」 ……もとい今私の頭を悩ませている人。 「ねぇ急に怖いんだけど。ほんと大丈夫?」 「ごめんごめん大丈夫、色々頭過っちゃってさー! それでどこが好きかだっけ? ……もう何回も聞いてるくせに」 「そうね、顔も頭も良くて運動もできるから、だっけ?」 「そうそう」