いつでも寝られるように先にお風呂に入って、さっそく酒を開けた。




お酒を開けた瞬間に聞こえるプシュって音。

この音だけで一杯飲める気がする…





いい気分で2缶目を開けようとした時にテーブルに置いてあったスマホが鳴り始めた。




電話、早く電話に出ろ!

と、言わんばかりにバイブが音をたてて知らせている。





『誰?…柚香じゃん』

『柚香、どうした?』





電話に出た瞬間…耳が痛いくらい賑やかな声が電話越しに聞こえてきた。





『何?』

「今、営業終わりに近くで飲んでるんだけど来ない?」

『今日はやめとく』

「残念」