『馴れ馴れしいんだよ』

「嫉妬してんの?」

『嫉妬してんの!』

「可愛いじゃん」



と、

キスと同時に抱きしめられて、やっと落ち着いた。







やっと素直になれた気がする。




誰かさんのせいで、メイクが崩れちゃったから一時的にホテルに帰宅した。

舜くんは、私の部屋に来てここの住人かと思うくらいくつろいでいてつい、笑ってしまった。






待ってもらい、メイクを直した。

それに、柚香に『仲直りした』と報告LINEをした。








「楽しんできてね」

『色々ありがとう〜』




いつまでも優しい柚香で、また後で会ったら伝えようと思いながら舜くんとホテルを出発した。





特に行きたいところはないけど、ぷらぷら歩いた。

一緒にいられるだけで安心できて、幸せで…






もうこれ以上は望むことがない。







『カフェ入ろう』

「いいよ」






ということで、急遽入ったカフェ。






予定にはなかったけど…すごい素敵なカフェで気分さえ良かった。



私はカフェラテ、

舜くんはコーヒーを頼んで、くつろいでいた。







『ケーキも食べたいけど、BBQだから我慢してる』

「食べる気満々じゃん」

『そりゃそうでしょ』





そう言って笑うと舜くんにも笑われた。