シッディ童話

「……そのままの通りだよ。俺は幼い頃から『月』というものをどれだけ親父に教えられたか。それで君たちの存在も知ってた。まぁ、調べるのに時間はかかったけど」
 月宮は何かを企んでいるのか笑みを浮かべていた。
「…そうか。それで何の目的でここにいる?」
 宗馬は睨みつけて、月宮の返答を待った。
 良は月宮の返答を待たずに一言言った。
「『月』によって、童話が増えてきたってことか。『月』はもう存在していないと言われていた。でも、それは表向きで能力者の俺たちを殺すために訓練をしていたんだな」