でもそれほど吃驚したんだよ



「それはもちろん俺が魅空に惚れたから」



「にゃっ!?」



そんなあっさり…



「じゃあ、何?さっきは戸惑ってた振りだったの?」



「いや、親父に婚約のこと話たらさ、契約中だから無理って言われて…」



それで落ち込んでたの…



私の激しい思い込み…



「で、さっき詠歌から承諾の返事が親父から来たって。ちょうど、俺の携帯壊れてたし」



なんてタイミング…



「で、返事はもちろんOKだよな?」



最初からNOって選択なんてないってくせに



「もちろん♪」



私はそう言って、あいつの頬にキスをした



「大好きよ、涼♪」





これからが本気の恋スタートです






~END~